2020年6月12日
往年の二人の碩学による、浄土真宗の他力信心の要を明らかにする法話集。
<何処におっても、救いの法が先に来とるいう事、救いの答えが先にちゃんと与えられとるという事なんです。その与えられたそれをお聞かせにあずかるから、こっちから念を押す事はいらんのですね。「これでよろしゅうございますか。」と念を押す事はいらん。間違いの無いものは、聞いたものが間違い無いんじゃない。聞えた六字の法が間違い無いんですから。ですから、間違い無いものは、弥陀の方が間違い無い。それが先に与えられとるんですから、わしの方のはからいはね、置いておかにゃしょうがない。>
著者略歴
稲城 選恵(いなぎ せんえ)
1917年、広島県安芸郡音戸町(現、呉市)に生れる。龍谷大学文学部卒業。同大学院文学研究科卒業。本願寺派宗学院、中央仏教学院講師を経て。一九八五年本願寺派勧学。一九八七年本願寺伝道院院長。一九九一年宗学院講師
浄土真宗本願寺派光蓮寺前住職。
2014年往生。
『浄土真宗の倫理』『浄土真宗の再興』『大乗仏教の極致としての平生業成』『蓮如上人の生涯とその教学の大綱』(以上、探究社)『蓮如上人のことば』『地獄と極楽 その現代的意味』(以上、法蔵館)『救済論序説』『現代における浄土真宗ということ』(以上、永田文昌堂)など、著書多数
深川 倫雄(ふかがわ りんゆう)
1945年、航空士官学校卒業。龍谷大学大学院文学研究科卒業。本願寺派宗学院を経て。本願寺派勧学。
浄土真宗本願寺派西念寺前住職。
2012年、往生。
『観経疏玄義分講讃』『観経疏序分義講讃』『観経疏散善義講讃』『仏力を談ず』『報謝無尽』(以上、永田文昌堂)など、著書多数
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