松並松五郎念佛語録

2019年1月14日

松並松五郎氏は明治42(1909)年3月24日、奈良県橿原市に誕生。小学校を出て、村の工場で働くが、その後、姉の工場などで生涯職人として働く。18才の時、お説教で「弥陀の本願ともうすは、名号をとなえんものをば極楽へむかえんとちかわせたまいたるをふかく信じて、となうるがめでたきことにてそうろうなり」(末灯鈔)の聖語を聞いて念仏一筋の道に入る。29才の冬、「念仏は弥陀の勅命」なるを感得する。以後、有縁の人々に真宗念仏の真髄を伝え、平成9(1997)年12月26日88歳にて往生。
明治・大正・昭和の3時代を生きた念仏者による、厳しくも温かい、法味あふれる珠玉の語録。

「お念仏は、内を照らしだす光である。内に向っては助からざる自分を照らしだす。念仏聞くにしたがって、助からざる自分がみえてくる。それにくいついて下さるのが、阿弥陀様の慈悲である。外に向かっては、世渡りの道まで渡れぬ私であると照らしいだされ、ぶちつぶれたその下から、にじみ出る道が真宗の生活である。守れるで守る道でない。」

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