2019年1月9日
「首の飛ぶような念仏」とはなにか。宗教と現実問題を切り離すことはできるのか。
歎異抄という宗教書が投じる課題から現代社会の問題に向き合い、この世への批判原理としての「他力本願の念仏」を見出す。真宗大谷派南米開教の最前線にいた著者が、ブラジル・サンパウロから日本とその社会を見つめ、1995年に発刊した「歎異抄に学ぶ(明石書店)」から大幅に書き直し再刊した待望の著。
著者略歴
尾畑文正(オバタブンショウ)1947年三重県に生まれる。同朋大学卒業、大谷専修学院卒業、大谷大学大学院博士課程満期退学。博士(文学)。現在同朋大学名誉教授。真宗大谷派南米開教前監督。真宗大谷派三重教区泉称寺前住職。著書に『願生浄土の仏道―世親・曇鸞そして親鸞―』(福村出版)、『真宗仏教と現代社会』(福村出版)、『親鸞聖人の手紙から』(東本願寺)、『社会に関わる仏教―この現実のただ中で―』(樹心社)、『親鸞を生きるということ』(樹心社)、『親鸞への旅』(樹心社)など多数。論文は『浄土論註』に関するもの、「現代と仏教」に関するもの、特に「非戦平和」に関するもの、「民族宗教と真宗」に関するものが多数ある。
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