親鸞聖人の御生涯をたどる: 御絵伝をいただく 沙加戸弘

2018年8月2日

浄土真宗の宗祖、親鸞聖人の曾孫である本願寺第3世の覚如上人によって作られた、『本願寺聖人伝絵』。東西本願寺では親鸞聖人の命日に行われる『報恩講』で、『本願寺聖人伝絵』の詩の部分である『御伝鈔』を拝読し、絵の部分である『御絵伝』を奉掛する。

この『御絵伝』をもとに親鸞聖人の生涯を布教使が語ることを『絵解き』といい、本書はその第一人者である著者による御絵伝の解説と、実際の絵解きの法話をその内容としている。

豊富な図解と平易な解説により、僧侶も門徒も等しく親鸞聖人の生涯を学ぶことができる。『御絵伝』の定番書となりうる一冊。

沙加戸 弘(さかど ひろむ)
一九四六年、滋賀県生まれ。滋賀大学教育学部卒。滋賀県公立学校教員を経て、大谷大学大学院文学研究科仏教文化専攻に学ぶ。現在、大谷大学名誉教授、博士(文学)。著書に『古浄瑠璃正本集』(共編、大学堂)、『真宗関係浄瑠璃展開史序説』(法蔵館)、『親鸞聖人御絵伝を読み解く』 (法蔵館)など。

この商品は、Kindleの電子書籍としてご購入いただけます。お使いのスマートフォンやタブレット、パソコン(Windows、Mac)にKindleアプリを入れることでご利用になれます。