存在と歓喜 仲野良俊

2015年11月13日

「私が今日こうやって生きていることがまず不思議なんだ。あんた方もそうですよ。いま、ここに生きているんだ。現に生きてる。これが不思議なんだ。生きようと思って生きてるわけではないでしょう。生きたくないからと言って生きとらんのでもないでしょう。生きたいとか、生きたくないを超えて生きているではないか」
真宗大谷派の教学者、仲野良俊。その1982年の専修学院日曜講演「南無不可思議光」と1986年の還暦記念祝賀会講演「存在と歓喜」の二編を収録。私の存在に目覚めるとはどういうことか。真宗の歓喜とはなにか。躍動溢れる語り口から、浄土真宗からみた生命の真髄が解き明かされる。

著者略歴

仲野 良俊(なかの りょうしゅん)
京都市生まれ。1939年大谷大学文学部卒業。同大学講師、1942年ビルマで日本語学校の教師となる。1956年真宗大谷派教化研究所所員。1966年教学研究所副所長就任。北海道教学研究所所長、1981年教学研修所所長。1988年還浄。京都・真宗大谷派專念寺元住職。

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