本当の命を生きる 大峯顯法話集2

2015年5月23日

哲学者でもあり俳人でもある著者の法話集シリーズ第2弾。『本当の命を生きる』と『南無阿弥陀仏に遇う』の二編を収録。私が阿弥陀さまに救っていただくとはどういうことか。現代最高の碩学が平易な言葉で浄土真宗の深淵を語る法話集。真理を求めるすべての人へ。
「信心によって如来さまの海とひとつになった私は、もう自由自在です。その水は、浄土にじっとしていることなく、浄土から娑婆へ動いてゆくのです。そして、娑婆で凍りついている人々の心を溶かすのです。私だけが溶かされるだけなら、その本願海はまだ真実のものではありません。娑婆へ流れて他の人を救うという還相回向のはたらきの水となってはじめて、真の本願海と言えるのです。」

目次

本当の命を生きる
生きる苦しみ
現代人の思い違い
宗教の意味
私を呑みこむ煩悩
煩悩が溶かされる
仏教の革命
無明の夜が明ける
南無阿弥陀仏に遇う
信心は大事件
名号の根源
名号の不思議
本当の言葉を聞く
南無阿弥陀仏が回向される
智慧海に入る

著者紹介

大峯 顯(おおみね あきら)
1929年奈良県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。大阪大学教授、龍谷大学教授、放送大学客員教授、浄土真宗教学研究所所長、教学伝道研究センター顧問を経て、現在大阪大学名誉教授、毎日俳壇選者。句集『群生海』で第52回毎日芸術賞、第26回詩歌文学館賞を受賞。奈良県専立寺前住職。著書多数。

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