信の源泉を尋ねて―真の価値観を求める歩み― マイケル・コンウェイ

2015年3月6日

「この十六年間は信の源泉を尋ねるプロセスでした。」
シカゴに14人兄弟の末っ子として生まれたアメリカ人の著者は、アルコールや薬物に依存し破たん寸前の人生を送っていた中、心の平穏を求めてシカゴの浄土真宗寺院を訪ね、そこで暁烏敏の「自分が世の中の最も悪な存在である」という言葉に出遇う。
自分が悪の存在であるという言葉が、なぜ救済になるのか?「暑い日に涼しい風が自分の人生に吹き込んできたような」と語る著者と浄土真宗の教えとの邂逅から、自らに起こった「信」の源泉を尋ねる16年間の軌跡を語る。

「私の信心ということを考えるときに、私の身で終わるというふうに思うんですけど、親鸞聖人は信心海とか海という言葉を使います。自分の身を完全に包むような大きな用き、大きな場ですよね。信心の大地性ということも、自分が考えるような頑張ることとかとは違って、何か、根源的に信の源泉、自分の心の深いところにあるというふうに思って、でも何か自分の心の中というとまた間違えてしまうのです。自分の心より深い、大地にある、自分の足の裏を支えているものにまで信心の用き、願力の用きがあると感じてきたわけなんです。」

目次
・仏願の生起本末
・心の平穏を求めて
・価値観の転換
・伝統の発見と課題の形成
・仏願生起の本 ―王様から菩薩へ―
・人知と仏智の混同の危険性
・信心の大地性

著者略歴
マイケル・コンウェイ(Michael Conway)
1976年、アメリカ・シカゴに生まれる。1997年、ノースウェスタン大学卒業。2003年、大谷大学修士課程入学。2009年、大谷大学任期制助教。2011年、博士号(文学)取得。現在、大谷大学非常勤講師及び『イースタン・ブディスト』誌編集者。真宗大谷派僧侶。

この商品は、Kindleの電子書籍としてご購入いただけます。お使いのスマートフォンやタブレットにKindleアプリを入れることでご利用になれます。