歎異抄からの問いかけ 亀谷亨

2015年2月23日

念仏の信心への悩みや疑問、南無阿弥陀仏の救いとはなにか、回心とは、信を獲るとはどういうことか。浄土真宗の教えから問われる課題を歎異抄の言葉から丁寧に紐解く好著。北海道の大谷派寺院の住職をつとめる著者の心底から湧き出る信仰の言葉は、何度も繰り返し読んで味わいたい。「師訓篇」と言われる一章から十章までについて触れている。
「臨終の一念まで底なしの迷いを生きるのが人知です。しかし、それに寄り添わんとする仏智もまた無崖底なのです。それこそが、不可称不可説不可思議なる如来の義なのです。」

著者略歴

亀谷亨(かめがいすすむ)
昭和三十二年生まれ
真宗大谷派即信寺住職(北海道余市郡余市町)

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