親によばれて 藤澤信照

2018年4月8日

「『南無阿弥陀仏』とは『私があなたのもとにいることで、あなたが安心して生きていけると言い切れる仏になりましたから、どうか私にまかせてください』という阿弥陀さまの大悲の心がこもった喚び声なのです。この喚び声が私の心に届くとき、『阿弥陀さまの光を心にあびて』と歌われているように、私の心を覆っていた悩みや迷いの雲を貫いて、明るい光が差し込み、『けっして一人じゃないんだ』という安心感が私の心に満ちてきます。」

滋賀県東近江市甲津畑。山の中に佇む真宗寺院の住職を勤める著者が、年五回発行し続けた寺報に書き綴った法話を厳選して収録。音楽などの身近な話題をふんだんに取り入れたわかりやすい法話集です。

藤澤 信照(ふじさわ しんしょう)

1958年、鹿児島県川内市(現、薩摩川内市)生まれ。鹿児島大学理学部卒業。行信仏教学院ならびに行信教校卒業後、滋賀県東近江市浄光寺に入寺。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、滋賀県東近江市浄光寺住職、行信教校講師、布教使課程専任講師。
著書 『大きな字で読みやすい 浄土真宗やわらか法話2』、2018年真宗教団連合法語カレンダー『月々のことば』(いずれも共著)

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