歎異抄講述・聞書(二) 鶴田義光

2016年10月8日

歎異抄の「第一章」より、本当の念仏の救いとは何かを明らかにする。信心を賜るとはどういうことか、本当の自己とはなにか。浄土真宗の信仰に悩む人へ読んでいただきたい、著者の講義と座談の質疑からなる講義録。

『本当に仏法を聞かなければだめですよ。自分の思いを聞いておられるでしょ。自分が都合良く解釈した仏法しか聞いておられないんじゃないですか。自分の都合で解釈した仏法です。だから、都合の悪い事は全部忘れる。都合の良い事だけを覚えている。仏法というのは、自分にとって一番都合の悪い教えなんですよ。耳の痛いのが仏法なんです。だから、仏法を聞けば聞くほどしんどくなるんですよ。逃げ出したくなるんです。それが本当に仏法聞いてる証拠です。一度はそういう関門を通る。仏法は闘いですから。聞法は闘いなんです。命懸けの闘いです。』

著者略歴
鶴田義光(つるた よしみつ)
1960年大阪に生まれる。高校中退、登校拒否などの挫折を経験した末、1980年、順正寺(真宗大谷派)をご縁として、仏法(親鸞の教え)に出遭う。1986年、大阪教育大学卒業。愛知県の養護学校教員となる。

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