2018年1月21日
親鸞聖人の「信心為本」の精神をその時代に生かすべく、ふさわしい教化の方法、そして独特の布教をあみだした人、蓮如上人。それは、念仏生活は無我の精神、あるいは仏智の世界を会得していくことであるとして、これを日常生活、生活実践の中で、誰にでもわかるように示そうとしたものでした。
浄土真宗の信仰を持ちつつ仏教学の興隆に努めた著者による、平易な表現で分かりやすい蓮如上人の本です。
※本書は日本放送出版協会より1997年に発行された『蓮如―その教えと生き方』を底本に電子化したものになります。
著者略歴
早島 鏡正(はやしま きょうしょう)
大正11年(1922)北海道に生れる。東京帝国大学文学部印度哲梵文学科卒、東洋大学助教授、東京大学教授を経て、東京大学名誉教授。武蔵野女子大学教授、大倉精神文化研究所長等を歴任。
浄土真宗本願寺派宣正寺住職として法話活動も積極的に行う。
平成12年(2000)4月28日逝去。
『初期仏教と社会生活』(岩波書店)『ゴータマ・ブッダ』『歎異抄を読む』(以上、講談社学術文庫)『大無量寿経の現代的意義』『蓮如上人のことば 念仏の人生・月々の味わい』(以上、本願寺出版社)など、著書多数
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