佛に遇うまで 土井紀明

2017年8月2日

太平洋戦争終戦の年に生まれた著者は、「真実が知りたい」という思いから貪るように本を読み、やがて仏教書、とりわけ浄土真宗の教えに惹かれるようになり、真宗大谷派の宗門大学である大谷大学に進学する。「真実が知りたい」という思いはやがて「真実の信心を獲たい」という思いになり、その後念仏詩人と言われる木村無相師と出遇う。

本山東本願寺での勤務、末寺の役僧、タイのパクナム寺、インドブッダガヤの日本寺駐在僧、鹿児島県甑島での在勤僧などを経て著者は尼崎市(現在は西宮市に移転)に貸家を借り、「念佛寺」を開く。著者がその紆余曲折の人生の中で遇った「救い」とは何か。戦後の激動の時代の中で、ただひたすらに道を求めた念仏者の自叙伝。

土井 紀明(どい のりあき)
1945年岡山生まれ。津山高校在学中に仏教に惹かれ、大谷大学へ進学。同大学院中退後、真宗大谷派研修部補導、法務手伝い、インド・ブッダガヤ日本寺駐在僧、鹿児島県薩摩郡下甑村での在勤僧などを経て、尼崎市に家を借り聞法道場「念佛寺」をひらく。現在同寺(西宮市に移転)住職。

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